最終更新:2026年11月2日|監修:家墓 編集部(家に置ける小さなお墓 家墓~かぼ~)

この記事の結論

  • ご遺骨を骨壺に入れたまま自宅で保管することは、法律で禁止されておりません(禁止されているのは墓地以外の場所への「埋蔵」です)。
  • ただし置きっぱなしにすると、湿気・結露によるカビ、地震での転倒、書類の紛失、ご家族への引き継ぎの問題が起こりやすくなります。
  • 「いつまで、どこで、どう供養するか」を決めておくことが大切です。自宅で供養を続けたい方には、骨壺を石のお墓に納める「家墓」という選択肢もございます。

目次

  1. 骨壺のまま自宅に置いていても大丈夫?法律の考え方
  2. 置きっぱなしで起こりやすい4つのこと
  3. 自宅で保管するときの注意点(湿気・カビ・置き場所)
  4. ご遺骨の行き先の選択肢を比べる
  5. 自宅で供養を続けたい方へ:家墓という選択肢
  6. 家墓の費用
  7. よくある質問

1. 骨壺のまま自宅に置いていても大丈夫?法律の考え方

「四十九日を過ぎても納骨できずにいる」「お墓を決められないまま、何年も骨壺が家にある」──このようなご相談を、弊社には多くいただいております。まず安心していただきたいのは、ご遺骨を骨壺に入れたまま自宅で保管することは、法律で禁止されていないという点です。

埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行つてはならない。
墓地、埋葬等に関する法律 第4条第1項(e-Gov法令検索)

この条文が禁じているのは、墓地以外の場所にご遺骨を「埋蔵」すること(土に埋めること)です。骨壺を室内に置いておくことは「埋蔵」には当たらないと解されており、自宅での保管に期限や届出の決まりもございません。

一方で、ご自宅の庭やプランターにご遺骨を埋めることは、この条文に反します。「家に置いておく」ことと「家の敷地に埋める」ことは、まったく別の扱いになる点にご注意くださいませ。

火葬許可証(埋葬許可証)は必ず保管を

火葬が終わると、火葬場の管理者が火葬許可証に必要事項を記入して、火葬を依頼した方に返すことになっております(墓埋法 第16条第2項)。この書類は、一般に「埋葬許可証」とも呼ばれ、後からお墓や納骨堂に納骨するときに必要になります(墓地の管理者は、これを受け取った後でなければ焼骨の埋蔵をさせてはならないとされております。墓埋法 第14条第1項)。骨壺を収めた箱の中に入っていることが多いため、骨壺と一緒に大切に保管されることをおすすめいたします。

2. 置きっぱなしで起こりやすい4つのこと

法律上の問題はなくても、「とりあえず」のまま長い時間が経つと、次のようなことが起こりやすくなります。

起こりやすいこと内容
湿気・結露によるカビ陶器の骨壺は密閉されていないものが多く、温度差で中に水滴がつくと、ご遺骨にカビが生えることがございます。
地震・転倒による破損棚の上や床に置いたままだと、地震や掃除のときに倒れたり落ちたりして、骨壺が割れるおそれがございます。
書類の紛失火葬許可証(埋葬許可証)をなくすと、いざ納骨するときに再発行の手続きが必要になります。
ご家族への引き継ぎ保管していた方が亡くなったり施設に入ったりしたとき、残されたご家族が「どうすればよいか分からない」と悩まれるケースがございます。

どれも、ご遺骨をぞんざいに扱っているから起こるのではなく、「きちんとした置き場所」と「この先の行き先」が決まっていないことから起こるものです。

3. 自宅で保管するときの注意点(湿気・カビ・置き場所)

しばらく自宅で保管される場合は、次の点に気をつけていただくと安心です。

ポイント具体的には
置き場所直射日光が当たる窓際、キッチン・浴室などの水回り、湿気のこもりやすい押し入れの奥は避け、風通しのよい部屋の安定した家具の上に置いてくださいませ。
温度差を避けるエアコンの風が直接当たる場所や、冬に冷え込む北側の部屋は結露が起きやすくなります。
ふたの扱いふたを何度も開けると湿気が入りやすくなります。開けた後はしっかり閉め、必要に応じて骨壺のふたの合わせ目をテープなどで留めておく方法もございます。
転倒対策床置きや高い棚の上は避け、滑り止めシートなどで固定いたします。
書類と記録火葬許可証(埋葬許可証)を骨壺と一緒に保管し、ご家族にも置き場所をお伝えしておきます。

もし骨壺の中に水滴やカビのようなものを見つけられた場合は、ご自身で洗ったり捨てたりせず、まずは専門の業者や弊社にご相談くださいませ。

家墓の納骨部に骨壺を納める構造

4. ご遺骨の行き先の選択肢を比べる

「このまま家に置いておくか、どこかに納めるか」を考えるときの主な選択肢をまとめました。ひとつに決める必要はなく、一部を手元に残し、残りを納骨・永代供養・散骨にするという組み合わせも可能です。

選択肢特徴費用の目安
骨壺のまま自宅で保管費用はかかりませんが、湿気・転倒対策と、この先の行き先を決めておくことが必要です。—
自宅用のお墓(家墓など)小さな骨壺を石のお墓に納め、自宅で手を合わせられます。大きな骨壺のご遺骨は、分骨や永代供養と組み合わせます。家墓:67,800円〜(税込)
一般墓代々受け継ぐお墓。お墓参りの場所がはっきりする一方、管理費や継ぐ方が必要です。平均152.0万円 ※
納骨堂屋内の施設にご遺骨を納めます。駅に近い施設も多くございます。平均81.5万円 ※
樹木葬樹木や草花を墓標とするお墓。継ぐ方がいなくても選びやすい方法です。平均71.7万円 ※
永代供養お寺などがご遺骨を預かり、供養を続けます。ご遺骨をゆうパックで送る方法もございます。弊社提携先:1柱48,000円(税込)
海洋散骨粉骨したご遺骨を海にまきます。一部を手元に残す方も多くいらっしゃいます。内容によって異なります

※出典:生命保険文化センター「お墓の購入費用はどのくらい?」(鎌倉新書「第17回お墓の消費者全国実態調査」2026年)。平均購入価格であり、地域や区画によって大きく異なります。

今あるお墓からご遺骨を取り出して別の場所へ移す場合は、改葬許可の手続きが必要になることがございます。扱いは自治体によって異なりますので、今のお墓がある市区町村の窓口にご確認くださいませ。

5. 自宅で供養を続けたい方へ:家墓という選択肢

「まだ手放したくない」「そばで手を合わせていたい」というお気持ちから、骨壺を自宅に置かれている方も多くいらっしゃいます。そのお気持ちを大切にしながら、置きっぱなしの状態から一歩進むための方法のひとつが、家に置ける小さなお墓「家墓(かぼ)」です。

家墓と骨壺

  • 石の中に骨壺を納める:天然の御影石で骨壺を覆うため、むき出しで置くよりも転倒や破損の心配が少なくなります。
  • 「お墓」として手を合わせられる:正面にお名前や好きな言葉、家紋を彫刻・塗装いたします。仏壇がないお部屋にもなじむ大きさです。
  • この先の行き先も一緒に相談できる:永代供養、分骨証明書・埋葬証明書の取得、墓じまい、海洋散骨、僧侶のご紹介まで、弊社の窓口でご相談いただけます。

今の骨壺はそのまま入りますか?

家墓に納められるのは2.0〜2.5寸(幅 約75mm×高さ 約90mmまで)の小さな骨壺です。火葬場でお骨上げした骨壺は、これより大きいことがほとんどのため、一般的には次のような形をとります。

  1. ご遺骨の一部を小さな骨壺に移し、家墓に納める
  2. 残りのご遺骨は、永代供養・納骨・海洋散骨のいずれかで納める
  3. 後から永代供養などに移すときのために、必要に応じて分骨証明書を用意しておく

「全部を手元に置いておきたい」「どこまで分けてよいのか分からない」といったご相談も承っております。ご家族のお気持ちに合わせて、無理のない形をご提案いたします。

6. 家墓の費用

内容価格(税込)
家墓 おひとりさま用(幅16×奥行16×高さ18cm、正面の彫刻・塗装込み)67,800円
家墓 おふたりさま用(幅26×奥行16×高さ18cm、正面の彫刻・塗装込み)97,800円
おひとりさま用+永代供養セット118,000円
おふたりさま用+永代供養1柱/2柱セット148,000円/198,000円
永代供養(提携先・1柱)48,000円
分骨証明書・埋葬証明書・安置証明写真各5,500円
送料(梱包込み)2,200円

年間管理費はかかりません。お届けはデザイン確定から約3〜4週間(在庫がない場合は約2か月)です。ご購入は家墓 販売ページからどうぞ。

7. よくある質問

Q. ご遺骨を自宅に置いておける期限はございますか?

A. 法律上、自宅で保管できる期限の定めはございません。ただ、時間が経つほど湿気や引き継ぎの問題が起こりやすくなるため、「いつまでに、どうするか」の目安を決めておかれることをおすすめいたします。

Q. 自宅で保管するのに、役所への届出は必要ですか?

A. 骨壺を自宅で保管するだけであれば、届出は不要です。火葬許可証(埋葬許可証)は、後の納骨に必要になるため大切に保管してくださいませ。

Q. 骨壺の中にカビが生えてしまったら、どうすればよいですか?

A. ご自身で洗ったり処分したりせず、専門の業者や弊社にご相談くださいませ。保管場所を見直すことも大切です。

Q. 庭に埋めてお墓の代わりにしてもよいですか?

A. 墓地以外の場所にご遺骨を埋めることは、墓地、埋葬等に関する法律 第4条で禁止されております。ご自宅で供養される場合は、室内で保管する形にしてくださいませ。

Q. 宗教・宗派の決まりはございますか?

A. 家墓は宗教・宗派を問わずお使いいただけます。ご希望があれば、僧侶のご紹介もいたします。

参考資料

  1. 墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年法律第48号)|e-Gov法令検索
  2. 墓地、埋葬等に関する法律施行規則|e-Gov法令検索
  3. 墓地・埋葬等のページ|厚生労働省
  4. お墓の購入費用はどのくらい?|生命保険文化センター(出典:鎌倉新書「第17回お墓の消費者全国実態調査」2026年)

急がなくて大丈夫。けれど、置きっぱなしにしないために。

ご遺骨を手元に置いておきたいお気持ちは、とても自然なものです。
家墓は、骨壺を石のお墓に納めて、ご自宅で毎日手を合わせられる小さなお墓です。

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家に置ける小さなお墓「家墓~かぼ~」は、天然の御影石を使い、提携工房の職人が一つひとつ彫刻・塗装した自宅用のお墓を全国にお届けしております。家墓の販売だけでなく、墓じまい、分骨証明書・埋葬証明書の取得、永代供養、海洋散骨、僧侶のご紹介まで、ご遺骨にまつわるご相談をひとつの窓口で承っております。

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